固定相場制ってなに?
為替相場の変動を各国の政府が固定もしくはごく小幅に限定する制度の事を固定相場制といいます。
ペッグ制と言われるときもあります。
為替レートの変動で経済状況が大きく揺らいでしまう場合、その情勢の安定のために政府が強く通貨レートを操作します。
経済的な基盤が弱い国や不安定な国では良く用いられている制度です。
固定相場制を行っている国はそのほとんどが発展途上国です。
上記のように経済基盤がしっかりしていないので、貿易などの国境を越える取引の金額が増えると自国通貨の流出が止まらなくなったりその貨幣価値が暴落してしまったりします。
それを防ぐために中央銀行が通貨の需要と供給を操作して変動の幅を調整します。
通常はその国の貿易相手国の通貨単位を連動させる事が多いです。
一見すると多くのメリットがある固定相場制ですが、実情は多くの問題を抱えるものです。
取り扱う外国為替の多い場合はまず中央銀行が対応しきれません。
相場の変動を一定の幅にするために相手国の金利政策に応じて利幅を変えなければなりません。
それをすべての為替取引の国で行うのはほとんど無理です。
また自由な経済活動の状態ではないので健全な経済成長を阻む原因にもなるのです。
経済の成長を促すために、固定相場制でしっかりした経済基盤を築いて徐々に自由な資本移動が出来るようにしていくのがいいかと思います。
過去の日本がそういった政策で経済成長を促してきました。
現在、中国も過去の日本と同じような道をたどってきています。